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2003.12.30

第七夜 王位継承

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ネノクニの王は,四葉がこれまで出会った中で最もちいさな鼠でした.
王は重い病に伏せっており,手足は痩せ,お腹だけが風船のように膨れ,
このかわいそうな鼠が王様であることは,
立派な王冠をかぶっているお陰でかろうじて想像することができました.

「四葉さま,貴方をさらって来たことには深いわけがあるのです.
 私の体はこんなに小さくなって,もうこの国はおしまいです.
 ここは世界の因るところ,夜はここより生まれます.
 ここはおしまいの国.一日の終わりの国,明日の始まりの国.
 おしまいの国がおしまいになれば,この世の本当のおしまいです.
 だからどうか,貴方がネノクニを受け継いでください.」

(Zaurus MI-E21 + PrismPocket, 2003/5/5)

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