光センサー液晶パッドでお絵かき
というわけで,さっそく新メビウス(PC-NJ70A)を買ってきましたよ.
ソフマップで購入特典の1GB増設メモリ付き,79,800円,ポイント10%でした.
http://www.sharp.co.jp/mebius/
http://www.sharp.co.jp/mebius/products/pcnj70a/
個人的にネットブックとしてのレビューにはあまり興味がありませんので,さっそくですが光センサー液晶パッドを使った「手描きイラスト」機能の話をします.
これが光センサー液晶パッドのメニューで,中央上に「手描きイラスト」というメニューが見えます.このメニューからは,新しく絵を描いたり,スクリーンショットを撮ってそこにコメントを描き込んで,保存したりメールで送ることができます.いっぽう写真への描き込みは「フォト」メニューのほうから行うことになります.概要はこちら.
http://www.sharp.co.jp/mebius/products/pcnj70a/p2.html
付属のスタイラスで絵を描きました.こんな感じです.
・絵のサイズ:512x384 pixel (クリップボード経由の場合,上下左右に5pixelずつの白枠がつきます)
・ツール:ペン/消しゴムをトグル操作で変更
・ペンサイズ:4種類をトグル操作で変更
・色:24色パレットから選択
・保存形式:JPEG,あるいはビットマップデータをクリップボードへコピー
・アンドゥなし,ルーペなし
・その他,スタンプ,フレーム機能など
消しゴムにも現在のペンサイズが適用されます.保存形式はJPEGですが,クリップボードへコピーすれば,圧縮前のビットマップをそのまま,他のペイントソフトへ貼り付けることができます.
で,こんな絵が描けました.
描線の補間アルゴリズムは,大きなストロークを描いたとき滑らかになるよう調整されているようです.さいしょに何点か拾い上げてから,ペンの動きを追いかけるように補間して描画してゆきます.このため,ピンポイントで点を打ったり細かい文字を書くのには向いてません.つまり,上のような絵を描くのにはあまり向いていません.間違ってもCintiqみたいなフィーリングの何かだとは思わないでください.もちろん,PDAやiPhoneで絵が描ける程度の気合いがあれば特に困ることはないと思います.
補間が入っているためタッチパネルの精度について正しいことは言えないのですが,ドット絵向けの調整をしたお絵かきソフトを作れば,もう少し快適に描けそうな気がしました.
抵抗膜を用いたセンサーではないため,抵抗膜特有の,力の入れ具合でタッチした点から線が飛ぶ現象が起こらないのが特徴ですね.ただし,液晶面は硬質ガラスではないため,少し強く押すと液晶がぐんにょりします.
来月公開のSDKとも絡みそうな話としては,どうやらこの手描きイラストツールでは,描線はドローオブジェクトとして扱われている気がします.というのも,線の数が増えると,絵の保存に時間がかかるのです.線が少ないうちは瞬間的に保存されますが,上のような絵の場合,保存が完了するまでに15秒ほどかかります.
あと面白いと思ったのは,光センサー液晶パッドのモード切替です.「マウス操作」モード(Windowsのマウスとして動作)と「タッチ操作」モード(液晶上のタッチパネルアプリを操作)があってワンボタンで切り替えられるのですが,例えば,手描きイラストツールで絵を描いているときに「マウス操作」へ切り替えるとモードが瞬間的に切り替わってマウスになります.そこでまた「タッチ操作」モードへ戻すと,さっきまでの描きかけのイラスト画面がこれまた瞬間的にレジュームして,続きを描くことができます.「マウス操作」モードもタッチパネルの1アプリケーションかなと思っていましたが,どうやら常時割り込める特別な仕組みになっているようですね.
では,そろそろ他の機能もいじってみたいと思います.
Recent Comments